BODYSTOICshizuokaのブログ

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熱中症について

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BODY STOIC静岡パーソナルトレーナーの片寄です。

熱中症

これからの時期にもっともなりやすい熱中症です。小まめな水分補給をして体を冷やしましょう。そして何故、熱中症になるのかを書いていきます。

異常な高温の環境下で起こる身体の障害で、炎天下で起こった場合は、『日射病』と呼ぶこともあります。

熱けいれん、熱疲労、熱射病という三つの病態があります。このことを頭に入れて普段の水分補給を気をつけていきましょう。

 

【熱けいれん】

症状としましては高温下の運動や労働で、もっともよく使用した骨格筋(下肢など)におこる。痛みを伴う強直性けいれん(いわゆるつった状態)を熱けいれんとと言います。

原因は、多量の汗をかいて、ナトリウムやクロール(塩素)が失われているのに、水分だけを補給したために起こる低張脱水が原因です。

治療をするなら、涼しい場所で休み、0.1%の食塩水かスポーツドリンクを飲ませます。これでナトリウム、クロールを補給することができます。

一般的にけいれんをおこした筋肉は、ストレッチ(伸ばす)を行うと、けいれんはおさまります。

熱疲労

高温下で多量の汗をかいたのに、水も塩分(ナトリウム)も補給しないと、ナトリウムが多く、水の少ない血液になります。(高張性脱水)

この高張性脱水のために起こるのが熱疲労です。

症状は、周囲の温度が高くなると、体温も上昇しますが、熱を体外に放散させるために皮膚血管が拡張し、血圧が下がります。

この結果目眩や失神が起こります。疲労感、吐き気、嘔吐など見られます。

熱射病とは違い、体温は上昇しても、40度を超えることはなく、精神状態は正常で、中枢神経の働きの低下もありません。

治療は涼しい場所で休ませます。点滴による輸液が必要となりますので病院にかかることをお勧めします。

一度も熱疲労など起こした起こしたことがないとピンとこないと思いますが、明らかに身体に異変を感じたら、熱疲労を疑ってもいでしょう。

 

【熱射病】

体温より外気温が高いと、夏の放散が妨げられ、体内に熱がこもります。このことを『うつ熱』とも言います。

此の場合は、最初に出ていた汗が止まり、サラサラした皮膚になります。(古典的熱中症

激しい運動や労働で、放散を上回る熱が体内で発生している場合は、汗をかいてます。(労作性熱中症

症状は、体温を調節している温熱中枢の働きが失調し、体温が40度以上に上昇します。

前触れとなる症状なしに、虚脱状態(心身の弱り)けいれん、昏睡が起こります。

高温の環境で意識がおかしくなったときは、熱射病の疑いがあります。

死亡率が高いので、救急車を呼ぶなどして素早い対応をしていくのが賢明です。

治療は、冷水、冷風、アルコール湿布などを用いて体温下降療法を行うこと。体を冷やし、体温を下げ、その後に救急車を呼んで生命を救うための救命救急治療が必要になります。

 

【まとめ】

5月に入り気温も急激に上がり始めてきました。それに伴い、朝晩の気温の変化もあります。体調管理をしっかりとして体温調節をしっかりしていきましょう。

そしてまだまだコロナウイルスも出てきています。一人の行動が感染拡大に広がります。緊急事態宣言が延長されましたが各地で仕事の復帰が始まります。スポーツジムでもジム難民の方が休業が解除されたら押し寄せると思います。その場合は混雑している時間帯に行くのではなく空いてる時間に行って、コロナにかからないようにしましょう。

まだまだコロナは完全になくなった訳ではありません。

熱中症同様に、コロナに対しても予防が必要です。

フィットネスジムは基本的には密室、密閉空間です。換気を行っていると思いますが、やはり飛沫感染が怖いと思いますので使った器具はしっかりと除菌して次の方が安心して使えるようにしていきましょう。