外国人勢との出会い
こんにちは。
Bodystoic静岡の片寄です😊
今日は僕がターニングポイントになった事を書いていこうと思います!
それは約10年前。
もっと前から行われていた事ですが外国人選手の短期登録。
S級でないと一緒に走れない外国人勢。そこに当時23歳のシェーン パーキンスとの出会いがありました。
今でこそオーストラリアの選手で有名でロシア国籍も持つ2つの国のパーキンス。
まだまだ若かったしそこまでは強くなかった記憶があります。昔は外国人選手であっても日本の競輪になれば相手がいることからなかなか勝てない事も多々ありました。
短期登録選手はまずは競輪学校に1週間程競走訓練やルールの勉強で入ります。
そして斡旋が出たらそこに向けてトレーニングをしてレースに参加する形になります。
そこで出会ったのがパーキンスです。当時はお互いに話もしなかったし会話も出来なかったので見てるだけの憧れ的な存在でした。
ですが2年3年と日本に来日するようになり段々とお互いに話をする機会も増えていったのです。
当然筆者は英語など話せなく片言の英語で喋る次第笑。それでもパーキンスは嫌な顔せず僕に分かりやすく丁寧に英語で話をしてくれるのです。それからと言う物本当に日本に来たら一緒にいる中になりました。
やはり世界で戦う男は考え方も世界的!
まず初めにパーキンスのトレーニングを体験しようと言うことで付き纏うことにしました!
パーキンスにとっては凄くウザい存在だった思いますが僕は一緒にやらないと強くならないと思い時間がある時は常に連絡を取りトレーニングを一緒にやってくれと頼みました。
その甲斐あって何とか一緒にトレーニングする約束を漕ぎ着けました。
まず何をしたか?
『リラックス』
へっ?と思われる方もいると思いますがまずは体をゆっくりと休めろと言われたのです。
日本人は無駄にトレーニングしすぎている。
要領良くトレーニングをしないと駄目だと言われました。
次に言われたのが
『ジム』『ウエイト』
でした。
これがかなり重要でほぼウエイトを占めていました。
そして自転車のトレーニングに至っては約100m程度しかもがかないのです。
しかも4本程度笑
外国人選手は殆ど練習という練習はしないし何故しないかと言うと若い頃からロード練習をこなして来ておりしっかりとベースが出来上がっているからです。
そこに最大パワーを出すトレーニングだけをすればトップスピードが早く上げられその後の持続時間も伸びるのでした。
パーキンスと一緒にやる事でトレーニングの内容も考え方もガラリと変わって体を休める時間が増えました。
そして四日市競輪場でパーキンスと一緒の開催になったのです。僕は初日特選からレースだったので自力で捲りを決めて1着。
パーキンスも予選で無難に1着!
2日目はロシアのデニス ドミトリエフ選手の後ろに着かせていただきデニスの捲り10.9秒(半周タイム)をピタリと付ききり交わせなかったものの2着で決勝に進む事となりました。
当時海外勢の後ろに付くと離れると皆嫌がって付かないことが多かったのですが筆者は一緒にトレーニングしていたお陰で踏むタイミングやどの程度のトップスピードなのか分かっていたので簡単に付いていけました。
そして決勝戦ではパーキンス、デニス、片寄の並びが実現したのでした。
パーキンスが最終ホームから全開でかましそれをデニスが簡単についていきぼくも若干離れそうになりながらもしっかりとつけ切って
1着パーキンス
2着デニス
3着片寄
とワンツースリーを決める事が出来たのでした。
パーキンスと出会っていなければトレーニング内容も考え方も昔のままだった。
それを変えてくれたきっかけを作ってくれました。
本当にパーキンスだけではなく日本に来日した外国人勢達とは仲良くさせてもらい楽しくトレーニングも出来ました。
今年は東京オリンピックも開催されます。
彼らの活躍を期待してます!
前列
パーキンス
ボティシャー
後列
ボス
僕
グレッツァー
ブフリ
ドミトリエフ
最高の仲間です!
ご愛読ありがとうございました😊
次回は宿舎の食堂やオーストラリアでのトレーニングなども書いていこうと思います。
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