先行屋の思い
こんにちは😃
Bodystoic静岡の片寄です😊
今日は先行屋だった筆者の思いなどを書いていこうと思います!
勿論筆者の個人的な考えで書いていますので宜しくお願い致します。
去年3月に先行選手として全うし静岡競輪を最後に引退しました。
先行屋とは?
それはラインの先頭で風を切って走る選手の事です。先行屋と聞くと『捨身』や『発進』など思い浮かべてしまうかもしれませんが全くもって違います!
ラインの先頭で走ると言う事はそのレースを支配できる。そして何より自分が1番強いと思って走っています。
若手選手ばかりが先行屋になるだけではありません。不器用で横の動きが出来ない選手や人の後ろだと力を出しきれないなど様々な思いも交錯してます。
筆者の場合は力を出し切らないで終わるのが苦手で番手についた時はかなり気を使う事もしばしば。
だからと言って番手を回らなかったか?と聞かれるとしっかりと番手を回ってレースを走った事もあります。
番手に回って沢山の勝ち星もあげさせてももらいました。
ただやはり自分には番手は不向きだったなと思いがあります。
何故か?
2番手を回る際は先行屋と3番手の事を考えて走らなければならないからです。番手を回れるのは普段先行してたから追い込み屋さんが
『今回は番手に回っても良いよ!』
と言ってくれたので回ってましたがそれは点数がある時だけ。
点数があれば快く番手を回してくれますが点数が下がってくると中々回れないこともありました!
先行屋は若手が務める事が多く年齢が高くなればなるほど風を切る事が大変になります。若手と先行争いなどした日には前に出切れるもののその後は捲られるだけ。
番手の選手などすぐにスイッチして自分の着拾いに入ります。
先行屋はプライドもあり絶対に主導権だけは譲らないという確固たる考えもあります。
ですが予選から回って来た選手は何故か準決勝で地元選手の馬にされて番手捲りなど平気で打たれるのです。(地元は別です)
そしてもっと最悪なのが頑張って先行して運良く決勝戦に残った時です!特選から回っていた時期は決勝でも自分のレースは出来ました。しかし予選回りで何とか決勝戦になった日にはもう『発進』です。
何度となく先行屋のお決まりの後ろの選手を優勝させる行為が行われてました!
そんな事をしていると周りからも認められてくるのです。周りが認めてくると先行しても4着に粘れたり段々と着順も良くなってきたのです。そしていつしか自分で決勝戦も支配できる様になり逃げても優勝できる様にもなってくるのです。
誰かの為に先行するのも競輪の中では必要かもしれません。しかし皆生活がかかってます!
死に体で先行なんてしたくないです。
ですが見せなければならないレースもあると言う事です!
先行屋は決して使い捨てでも先行の駒でもないのです。
その場のレースの支配者。
そして花形の先行屋。
競輪界の盛り上げ役は先行屋であって追い込み屋では無いのです。
前を走る選手は沢山トレーニングしてます!
決して八百長をする様なレースは絶対にしません。
ただレースの中で早駆けになる事もあると思います。そんな時は温かい目でそのレースを察してあげて下さい。
あからさまな2段がけの先行は良くないと思いますがそのレースを先行しなければ相手に勝てないと思ってかけていると思ってください!
最近のレースは早駆けで残らないレースなど多々ありますが先行屋さんも頑張ってます!
是非捨身でかけていても応援してあげて下さい。
先行屋にも考えがあってそのレースをしています。
今日は先行屋の思いを綴ってみました!
最後までご覧になってくださりありがとうございました!
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