BODYSTOICshizuokaのブログ

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ファンクショナルトレーニングとは?

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 Bodystoic静岡パーソナルトレーナーの片寄です。

最近のトレーニングの場面でも、耳にすることが増えた『ファンクショナルトレーニング』。理学療法の分野では、すでに20年以上この言葉が使われています。

日本ではまだまだ、歴史の浅いのこのトレーニングは、『目的を達成するために、個人の能力を引き出して、パフォーマンス向上のためのトレーニング手法』と言えるでしょう。

具体的なトレーニング手法、やり方などを解説します。

ファンクショナルトレーニングの定義
ファンクショナルトレーニングの定義を説明するうえで、欠かせない要素がいくつかあります。

1. 多関節運動
特定の筋のみを強化する単関節運動ではなく、多くの筋群を動作パターンに統合していく多関節運動であることが大事です。

2. キネティックチェーン(リンク)
屈曲、伸展、内転、外転といった古くから用いられていた動きの定義ではなく、キネティックチェーンという新しい概念をもとに筋機能を理解した運動です。次のような種類があります。

(1) プロキシマルコントロール
脊柱の安定・運動する筋力のことをピラーストレングスといいます。

(2) ディスタルコントロール
四肢の筋力のことをリムストレングスといいます。

3. 不安定要素
ファンクショナルトレーニングのプログラムには、コントロールできる範囲の不安定な環境を導入します。選手が選手自身のバランスを取り戻すため、反応しなければならない環境を用意するわけです。

4.その他の以外の要素
その他にも、多くの方々が実践するファンクショナルトレーニングについての研究・定義を調べてみると、次のようなキーワードがポイントとしてあがってきます。

 

ファンクショナルトレーニングのメリット

ファンクショナルトレーニングによる機能向上は、多くのメリットをクライアントにもたらします。

1. 特異性
実際の日常・スポーツ動作に則したトレーニングを行うことで、日常動作の改善やスポーツ成績向上につながりやすい。

2. 全面性
協調性・安定性・筋力といった多くの身体機能を、同時に鍛えることができる。

 

ファンクショナルトレーニングのデメリット

ファンクショナルトレーニングは、決して万能ではないということです。次の点には、注意が必要になります。

1. 筋力・パワーの低下
高重量が扱えないので、筋力・パワー・筋量は低下をきたすケースがある。

2. スポーツ外傷
ファンクショナルトレーニングの「不安定」な環境は、ケガのリスクになりうる。

3. 効果
ファンクショナルトレーニングで得られる成果が、他のトレーニングより必ず優れているわけではないことを念頭に置くこと。

ファンクショナルトレーニングは、通常のいわゆる『筋トレ』とはまったく違う運動を行うのが特徴です。筋トレよりファンクショナルトレーニングが優れているというわけではありません。

しかし、単にダイエットする・ボディメイクするという目的以外に、こうした機能改善も意識したトレーニングを追加することで、よりクライアントの健康に貢献できます。

ファンクショナルトレーニングの手法も、ぜひ取り入れてトレーニングしてみましょう!