筋トレに必要な豆知識
Bodystoic静岡パーソナルトレーナーの片寄です。
ここ最近トレーニングに関する事で質問されることがあります。
『筋トレを辞めたらどうなるの?』
勿論元の体に戻るし痛めていた箇所がまた痛くなる事もあります。それは3原理5原則から成り立っています。
【過負荷の原理】
日常生活以上の負荷をカラダに与えなければトレーニングの効果は現れません。これを『過負荷の原理(オーバーロード)』といいます。またトレーニングをしていてもいつも同じ負荷では体が刺激になれてしまうため効果が現れにくくなります。
マラソンを例に取っても毎日5キロを走っていたとします。その5キロがだんだんとタイムも縮まり軽くこなせるようになってきます。これではいつまで経っても成長が見られません。そうするとどうなるか。距離を伸ばしていきますよね。距離を伸ばせば時間もかかる。日常に少しでも負荷を与えてあげる事が大切になります。
【可逆性の原理】
トレーニングを行って高めた体力や筋量もトレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまいます。これを『可逆性の原理』といいます。体力や体型を維持するためにはトレーニングを継続していく必要があるのです。継続は力なりとは言ったものでトレーニングは一生涯やるものだと思って下さい。勿論旅行や疲れた時などはリフレッシュをする事もお勧めします。
この様にトレーニングは継続する事が大切になる事がわかります。
『筋肉を大きくしたい』『体を大きくしたい』というような筋肥大を目的とする場合は8〜12回程度で限界を迎える負荷設定で行うと良いでしょう。ダイエットのために筋肉を増やしたい場合もこの重量設定で行のがお勧めです。
『同じ動作を繰り返し長時間行えるようにしたい』『疲れにくくしたい』といった 筋持久力を目的とする場合は13~20回程度で限界を迎える負荷設定が効果的です。目的に合わせたトレーニングメニューを組んでいつまでも若々しい体作りを目指してみてはいかがでしょう。
『ダイエット目的』であればながらトレーニングでも活動量が増えるため減量効果が期待できます。しかし筋肉をつけて体を鍛えたい場合は効果は期待しづらいかもしれません。筋肉をつける条件のひとつとして日常生活以上の負荷が必要となります(過負荷の原則)。負荷に抵抗するためには『ながら』で行うと力も発揮しづらくなります。
さらに正しいフォームや筋肉の意識もできなくなるため効果が出づらくモチベーションダウンにもつながりかねません。筋肉をつけるためにはだらだら行わず集中してトレーニングを行うことをおすすめします。時間にしたら1時間程度のトレーニングがいいでしょう。時間をかければそれだけ体から分解ホルモンが分泌されます。それは避けてしっかりと筋肉をつけて基礎代謝をあげていきましょう!
暖かい季節に向けて身体作りは今からがチャンスですよ!