アクティブレスト
皆さんは疲れを感じた時はどのようになさってますか?お家でゴロゴロして、体を休めている方が多いかもしれませんね。
しかし、それは疲労を改善するために必ずしも効果的とは言えないかもしれません。
実のところ体を動かさず家でジッとしているよりも、ストレッチやウォーキングなどなどの軽い運動を取り入れることで自分のコンディションを向上させることができるのです。
今回は疲労回復効果(アクティブレスト)について書いていこうと思います!
アクティブレストという言葉を聞いたことはありますか?日本語に直すと『積極的休養』と呼ばれます。これは積極的に体を動かすことによって疲労回復効果を高めてくれる方法です。
『体を動かすとさらに疲れるんじゃないの?』と思う人もいると思います。しかし軽い運動などで体を動かすことによって滞った血流が良くなって疲労物質の排出が促され、疲労回復が早まるのです。
筆者も競輪選手時代はこのアクティブレストをより積極的に取り入れていました。
一般の方ですと、1時間くらいの軽い運動です。
競輪選手はオフのない仕事です。いついかなる時でも最高のパフォーマンスを出せるようにその日の疲労はその日のうちに取れるよう積極的にやっていました。
レースが終わった次の日でも、あえてアクティブレストを取り入れて体の血流をよくして次の日トレーニングまでの疲労回復を狙っていました。
その一方でカラダを動かさずに休息する方法を『パッシブレスト(消極的休養)』と言います。
これは睡眠をとったり家でゆっくりとするなどの疲労回復方法になります。
アクティブレストは体の疲れを取り、パッシブレストは頭の中の整理や精神的な疲れを取ります。
アクティブレストには種類がいくつかあります。
1.ストレッチ
疲労が溜まるとどうしても筋肉の張りが強くなり関節の可動域も狭くなります。筋肉の張りにより違和感や、痛みなどが現れたりします。
ストレッチを行うことで筋肉を伸ばして血流を良くして関節の可動域や筋肉の張りの改善をすることができます。
2.軽いエクササイズ
ストレッチ同様に軽い負荷でのトレーニングは筋肉の血流も良くしてくれ、疲労回復効果を高めます。トレーニングを行うとそのまま本気モードでやってしまいがちですがここは軽い負荷で軽めエクササイズをしていきましょう。
3.ウォーキング・ジョギングなどの有酸素運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は疲労回復効果に効果的です。まずは一定のリズムで動作を繰り返す有酸素運動は幸福ホルモンとも呼ばれる『セロトニン』の分泌を促します。
このセロトニンは精神の安定をつかさどって気分の高揚やポジティブ思考に働きかけます。これが不足すると怒りっぽくなったりうつ病のような症状を引き起こすだけではなく、不眠や過食など体にとって悪影響を及ぼすことが知られています。
有酸素運動を行うことで心身の疲労回復をするための効果的な方法と言えます!
4.入浴
疲れを取るのにリラックスできる手段として疲労回復を促します。ぬるめの温度のお風呂でゆっくりと浸かることで水圧、温熱、浮力の効果で回復を早めます。
運動後にシャワーで済ませずゆっくりとお湯に浸かることをおすすめします。
日常生活の疲れにもアクティブレストは効果的です。
運動後の疲労回復だけが目的ではありません。日常生活で疲れを感じたらアクティブレストを行ってみても効果的です。
もし運動に乗り気ではないといった日にはショッピングなどをして、外を歩く、散歩をするくらいの運動でも効果は期待できます。
- 忙しい現代において家でゴロゴロしているより積極的休養を心がけて日々の生活や人間関係などの疲れを運動で解消して生活習慣病の予防に努めてみてはいかがでしょうか!