BODYSTOICshizuokaのブログ

BODY STOIC静岡のトレーナーから皆様へ たくさんの経験からダイエット・トレーニングに関する情報をご提供致します。また競輪選手時代の裏話も🤩 たくさんの方にBODY STOIC静岡の良さ、パーソナルトレーニングの良さをお伝え致します。

元競輪選手からの思い

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 BODY STOIC静岡パーソナルトレーナーの片寄です。

 

筆者は2019年3月まで競輪選手でした。約20年以上、全国各地にレースに行っていました。

競輪選手の時は生涯、競輪選手で全うして競輪場に骨を埋める覚悟で毎開催レースを走っていました。

アスリートやプロフェッショナルとは、『その道を極めた者』だと思います。

競輪選手は国家試験もあります。←これを知らない方が多いですね

競輪学校を卒業しても国家試験に受からなければお客様の前でレースを走る事も出来ません。そして、現在は【日本養成所】となり競輪学校とは変わりました。

ここ最近の競輪は、アスリート化してきてると思います。

昔の選手はとにかく、脚を太く、体を大きくと体重を重視した体型をしていました。しかし、今の選手は体重も軽く、体も細身です。どこにそのギアを踏むパワーがあるの?と思ってしまいます。

考え方も変わってきてると思います。乗り込み中心だったトレーニングも今では、ウエイトトレーニングやバンク(競輪場)での練習が主流になってきてます。お金を稼ぐ場所はバンクなのでそこでトレーニングするのは当たり前だとおもいますが、今現在、S級で活躍している40歳以上の選手は何故その地位にずっといれるのでしょう。

それは、若い頃に沢山乗り込みをしてきたからです。

1日中自転車に乗って自転車と対話して、いかに早く進ませるかを考えていたからです。しかし、今の若い子達は、要領を良くやろうとそして、目先のレースにしか標準を合わせないのです。常にケアやトレーニングするのは当たり前です。しかし、目の前のレースが来て毎回毎回そのレースに合わせていたらいつ強くなるのでしょうか?

1ヶ月先、2ヶ月先のレースを見据えてトレーニングをしないといつまでも同じ位置にいることになります。そんな事も分からず同じトレーニングや同じ種目を毎回やるのです。体に刺激を与えないと強くならないことは百も承知です。

しかし、競輪選手は馬鹿の一つ覚えのように自転車に乗って同じトレーニングや同じ種目ばかりやるのです。(筆者も最初はその考えでした)

そして、競輪開催の時に強い選手から聞いたトレーニングを帰ってすぐに真似をする事も多々あります。強い選手がなぜ、そのトレーニングで強くなれたのか?その過程を聞かなければならないのにそこを無視して、近道をしようとするのです。

確かに、強い選手の真似をするのはいい事だと思います。でも、真似をするなら格好まで!www

メンタルや見た目から入るパターンもありで・・・

乗り方やトレーニングなどはその人がやってきたトレーニングです。必ずしもそのトレーニングが自分に合っているものかはわかりません。選手とは、強くなればその人が『神』の様な存在に変わるのです。そしてその人を目で追い、真似て、強くなろうとするのです。

筆者も外国人選手が来た時は一緒にトレーニングをさせて頂いてました。しかし、トレーニング内容は僕に合ったメニューを作って頂きそれをこなしていました。パーキンスのメニューなどやった日には体が壊れます笑。それ程、自分と相手との体は違うのです。

某選手は左重心で、強くなりましたがそれを真似して乗ったら、たちまち体の故障に繋がるでしょう。理論がありその乗り方の体の使い方を出来ていればいいと思います。しかし、真似事で乗ったら自転車は進まず体は壊れるでしょう。

なんのためにこのようなことが選手に合っているのか理解せずに、マネしても意味がなうのです。

パーキンスによく言われた言葉で『真っ直ぐ乗れ』という言葉はよく言われました。日本の競輪場は一周333m・400m・500mを走りますが、海外では250mという短いバンクが主流になります。その為、体にかかる重力も半端なくしっかりと真ん中で乗れていないと外に膨れたり、真っ直ぐ走れなかったりするのです。日本のバンクでも同じです。真っ直ぐ乗れば自転車は真っ直ぐ進みます。力の入れ方も学べばそれだけ自転車を早く進ませることができます。

外国人選手は骨格も筋量も違いますが、今の時代、海外勢に劣らない体になってきてると思ってます。そして日本人選手がレースで勝てる様にもなってきていると思います。それにはやはり、今まで積み上げてきた日本の『競輪』の知識や技術があると思います。これから先、更に発展していくであろう競輪もこれからはしっかりとルールを明確にして、誤審判定がなくそして、落車の少ないレースを心がけて頂きたいです。

落車は『百害あって一利なし』

地面に叩きつけられれば体は故障します。軽くこけただけでもダメージはあります。筆者も沢山落車してきてその度に、トレーニングやケアをしてきました!まずは、安心安全に行えるレースを心がけて選手一人一人怪我のない様にレースを走って欲しいです。

コロナで走れない選手も沢山います。目の前のレースがなくなって無収入になり戸惑うかも知れませんが、今は、開催された時に最高のパフォーマンスを見せられる様に体作りをしっかりして強くなって欲しいです。

こんなに長く休みを取る事はまずないと思います。これを良い方に捉えて、トレーニングして下さい。

元選手の戯言かもしれませんが、競輪の早期開催を祈っています。

そして『競輪』がもっと繁栄するように何か力になることがあれば率先して、身体をはります。

レーニング場所に悩んでいる方などいたら、気軽にお声がけください。

『競輪』は永遠に不滅です!