BODYSTOICshizuokaのブログ

BODY STOIC静岡のトレーナーから皆様へ たくさんの経験からダイエット・トレーニングに関する情報をご提供致します。また競輪選手時代の裏話も🤩 たくさんの方にBODY STOIC静岡の良さ、パーソナルトレーニングの良さをお伝え致します。

体温について

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 BODY STOIC静岡パーソナルトレーナーの片寄です。

 

【体温の調節のシステム】

私達人間の体は、摂取した栄養素などを材料にしてエネルギーを作り出していますが、そのさいに熱が発生して体が温かくなるのです。

この熱が体温の素で、その多くは、筋肉と肝臓で発生しています。体温は、常時、36.5度前後に保たれています。

外の気温が低くなると、体表面から奪われる熱の量が増えます。それにより、冬場にトレーニングなどを行うとそれだけ代謝が上がり痩せやすいと言うことになります。この時は、母表面近くの血管が縮み、体表面から逃げる熱の量を少なくして、体温の低下を防ぎます。

外の気温が更に下がるとエネルギーの発生を増やし、体温を上昇させます。それでも間に合わないと、筋肉を細かく動かし、熱の発生を増やします。これが震えです。極端に寒いところに行くとブルブルと震えるのはこのことです。自分の意思とは無関係に体が熱を発生させようとして筋肉が振動するのです。

外の気温が高くなると、放散される熱の量が少なくなり、熱が体内にこもるようになります。このときには、皮膚表面近くの血管を拡張させ、体外へ逃がす熱の量を増やします。

それでも間に合わないと、汗をかき、体外へ放散する熱(気化熱)の量を増やします。夏場、汗をかくのはこの事です。熱が体にこもると体に異変をきたすので、汗をかいて調整しているのです。

脳の視床下部に、体温を一定に保つように働く体温調節中枢が存在します。外の気温が変動すると、皮膚表面にある受容体(レセプター)が感知し、このことを体温調節中枢に知らせます。

これを受けて体温調節中枢は、熱のつくられるりょうや放出する量を調節して、体温を一定に保っているのです。

 

【平熱と発熱】

平熱とは、体温は体温調節中枢の働きでいつも36.5度前後に保たれてます。これを、『平熱』と言いますが、個人差が大きく、35度台の人もいれば、37度台の人もいるのです。

平熱は、絶えず同じではなく、1日の中で前後します。これを『日内変動』といいます。

午前ま2〜4時頃は体温が1番低く、その後、上昇してきて、午後1〜6時にかけてもっとも高くなり、その後、低くなってきます。また生理のある女性は、排卵後に体温が高くなり、生理が始まると共に下がってきます。生理が終わってからが1番痩せやすい体になると言うことです。(ここがダイエットチャンスです!)

 

発熱とは、体温調節中枢の働きが異常になると、平熱よりも体温が高くなります。これが『発熱』です。

熱の出る原因で1番多いのは、ウイルス、細菌などの病原微生物の感染です。病原微生物が出す代謝産物が血流によって体温調節中枢まで運ばれ、働きを狂わせるのです。

そのほか、脳出血、脳腫瘍などのために体温調節中枢に圧迫などの刺激が加わっても、働きが異常になり発熱します。

平熱は、37度以下の人が圧倒的に多いので、体温が37度を超えると発熱としていますが、平熱の高さは個人差が大きいので、平熱よりも1度以上体温が上昇したら発熱と判断した方がいいでしょう。

 

【まとめ】

新型コロナで味覚や嗅覚がなくなると言われています。そして、熱も37度以上の発熱があることも分かってます。普段からうがい手洗いを遂行して自粛期間中はステイホームで、ストレスが溜まるかもしれませんが、収束するのを願いましょう。