シェーン パーキンスという男
(オーストラリアにて)
Bodystoic静岡パーソナルトレーナーの片寄です。
先日、びっくりするニュースが流れてきました。SNSを徘徊していたら現役の時に大変お世話になったオーストラリア出身の『シェーン パーキンス』が引退を表明しました。これには本当に驚きました。彼には沢山の知識やトレーニングなどを教えて頂きました。考え方や仕草など真似るところが沢山ありました。
パーキンスの家に行って合宿もした事があります。
『オーストラリアに遊びに行っても良い?』
の問いかけに
『勿論』
この返事だけで返してくれます。現役でしたので配分などを見て時間を作り彼の家に1週間程滞在させて頂きました。元々彼は料理人でもあり、自宅では彼が料理を作る事が多かったです。どんな料理もしっかりと作り、筆者を飽きさせないようにしてくれてました。本当に彼は素敵なナイスガイです!
何度も連携して確定板にのさせてもらったのも今では良い思い出です。当時、スピードといったらとてつもなく凄くてついていくのにも必死でした。そんなスピードを出すトレーニングを教えて欲しいと懇願したら筆者のトレーニングメニューも考えてくれました。
彼がよく口にしていた言葉が
『日本人はトレーニングし過ぎ!』
この言葉がとても印象的でした。確かにトレーニングをしないと弱くなるとか強くならないなどと考えてしまいがちです。ですが彼の考えは違いました。短時間でトレーニングをして出し切り、その後はゆっくりと体を休めて栄養を取る事!これが本当に出来なかったです。
初めは抵抗があり、こんだけの量でレースに出て勝てるのか?などと考える日々でしたが、レースに行く度に勝てるようになってきました。彼とレースが一緒の時は沢山話をしたり、馬鹿なこともしたりしました。筆者の辿々しい英語にも付き合ってくれて、わかりやすい単語で話してくれました。日本が大好きで沢山日本にいました。彼が住んでいた修善寺にも足を運びトレーニングを一緒にやったり筋トレを共にやったりもしました。勿論、彼の重量は並外れた重さで敵いませんがそれを見ているだけでもこちらのトレーニングになるくらいでした。
海外では自転車の世界で稼ぐにはとても大変です。大会に出ても微々たる賞金が出るくらいです。しっかりとスポンサーをつけて挑まないとなかなか勝てません。そんな彼は自転車に対しては本当に直向きに向かい合い、トレーニングも真剣に今でも現役で戦える体を作ってました。そんな彼も引退を決意したからには大きな理由があると思います。
その理由は分かりませんが、これからの人生、コーチになるのか何になるのかはわからないけど第二の人生も頑張ってほしいです。
長い間自転車競技お疲れ様でした。
心よりお疲れ様とお伝えしたいです。
そしてコロナが収まったらシェーンに会いにいき沢山話をしたいと思います。
またいつか一緒に自転車に乗って走りたいな!
オーストラリアにての筋トレ!
しっかりと教えてくれました。