運動と肥満
Bodystoic静岡パーソナルトレーナーの片寄です。
【運動】
運動は、糖代謝や脂質代謝を改善し、肥満の更正や防止に役に立ち、食事療法とともに、糖尿病よぼうの基本となるものです。筋肉のエネルギー源は、安静時には脂質組織から放出される遊離脂肪酸ですが、中等度の運動を始めると、最初は『筋肉のグリコーゲン』がおもに利用される。10分以上たつと、今度は血中の「ブドウ糖』が主なエネルギー源として使われるようになります。運動が2時間を超えてくると、ブドウ糖よりも『遊離脂肪酸』の利用のほうが主になります。
【肥満】
肥満とは、単なる体重の増加ではなく、体に脂肪組織が過剰に増えた状態のことを指します。筋肉が増えて体重が増加したスポーツ選手などは、肥満とは言いません。(当たり前ですね)
肥満があると、インスリン感受性が低下し、インスリンの効きにくい状態に陥っていますが、運動する事で、これが改善されていきます。食後に運動をすると、食後の高血糖が改善されたというデータもあるようです!
肥満体のままでジョギングをしたり、骨粗しょう症があるのに長時間歩いたりすると、よく膝や足首の関節を痛めやすくします。また、狭心症や心不全のある人が過度な運動をすると、胸痛をきたしたり、心不全を悪化させるあ場合があります。
【糖尿病】
糖尿病の運動療法としては、月に1〜2回程度のゴルフとか、週末の激しいテニスなどよりも、毎日の規則正しいルーチンに組み込む事で『1人でも、いつでも、どこでも』できる運動が理想とされてます。費用もかからない、手軽なオススメの運動療法を提案していきます。
運動としましては、歩数計を毎朝装着して、朝夕の通勤に1〜2駅手前で降りて、速足で30分程度歩き、会社では思いつくたびにエレベーター、エスカレーターには乗らないようにして帰宅してから夕食後に歩数計をチェックしてみて下さい!男性なら1万歩程度に満たない運動、女性なら6千歩までにとどめて運動をすると良いでしょう。
【運動不足】
エネルギー源の過剰摂取と並んで、多いのが運動不足が原因です。仕事に忙しい年代は、ほとんど例外なく運動不足が多いです。ですが最近ではフィットネスブームと相まって体を鍛える中高年の方が増えてきたと思います。今年はコロナウイルスでせっかく始めた筋トレやダイエットがなかなか捗らない方が多いではないでしょうか。自宅でできるトレーニングをしっかりと行いましょう。そして、老年期になると、腰や膝に故障が起こることでも運動不足に陥ることがあります。
『過度なトレーニング』よりも『適度な運動』を心がけて日々の暮らしの中に取り入れていきましょう。
【どんな肥満が悪いのか】
体脂肪率や体重は、日満を判定するうえで大切ですが、近年それにもまして『成人病』と関連があると注目されてるのが、体のどの部分に脂肪が付いているのかということです。
最近、体重と同時に体脂肪率もはかれるという『インピーダンス法』を使った体重計などが出ていますが、同じ体脂肪の数値がでても、脂肪のつき方(体脂肪の分布)によって、病気の起こりやすさは違ってきます。
皮下に満遍なく脂肪がついている『皮下脂肪型肥満』(下半身肥満、洋ナシ型肥満)は、割合に病気をともなうことがないのですが、腸の膜についた脂肪が多い『内蔵脂肪型肥満』(上半身肥満、リンゴ型肥満)は要注意になります。
外見はそう太っていなくても、お腹が非常に出ている人は、内臓脂肪が大抵は可能性が高いです。
肥満を解消するなら『毎日、どこでも、いつでも、一人で』できる運動を習慣化するといいでしょう!