心臓病について
BODY STOIC静岡パーソナルトレーナーの片寄です。
【スポーツ中の突然死と心臓病】
筆者は22年競輪選手をしてきました。毎年、身体検査をしていましたがそこで言われたのが『スポーツ心臓』ということでした。スポーツ心臓とは通常の1.5倍程度に大きくなりスポーツを長年してきたアスリートなどがなる病気です。
スポーツ心臓になるとどうなるか?
これといって症状自体があるわけではありません。心臓が少し大きくなるだけで生活に支障が無いのですが、スポーツ中の突然死の原因として、心臓病、脳卒中、大動脈瘤破裂などがあげられますが、もっとも多いのは心臓病です。
さらに心臓病のなかでは、虚血性心疾患(急性心筋梗塞症)、不整脈、肥大型心筋症、急性心不全などがあげられます。
一般人口中では、のべ約60万時間、人の運動中に一回、心臓病の患者さんでは約6万時間、人に一回、心臓停止の事故が起こるといわれています。
突然死が起こるスポーツとしてあげられるのが、ランニング、バスケットボール、ゴルフ、野球、水泳、サッカーなどがあげられます。ゴルフは運動量としては軽いほうですが中高年者が参加するため、事故が多いと思われます。つまりスポーツの激しさよりも参加者の健康状態の方が問題です。
スポーツの突然死を防ぐためには、①事前に健康診断を受けること、②また運動開始前には準備運動(ウォーミングアップ)、③運動終了時には整理運動(クールダウン)を必ず行うことが重要になります。とくに中高年者では、これらの注意が必要になります。また、汗をかいたら必ず水分を補給することも忘れずに行いましょう。
1日に水分を1.5〜2リットル飲むことが推奨されています。スポーツされている方ならその倍飲んでも大丈夫だと思います。普段水分を取らない方などが多く見受けられます。体の70%は水分で出来ています。水分を多く取ればデトックス効果もありますしお肌に潤いも戻ります。そして、今の時期コロナがありますので一口、口に含みお腹に流すと胃酸にてコロナが死滅することも言われています。
小まめな水分補給が大切になってきますね。
また熱中症対策にも効果的です。
朝の運動は心臓にとって危険という意見もあります。その場合は、起床後一時間ほど時間をおいたうえで、十分に準備運動をして運動に取り掛かるといいでしょう。
心臓に負担をかけない軽めな運動から始めて徐々に体を慣らして強度を高めていくといいでしょう。そして、もっとも体が動く時間帯は午後です。昼食を取った一時間後に軽いトレーニングなどを入れて気分転換などを行うと午後の仕事が捗り気持ちよく仕事にとりかかれるでしょう。
筆者も起床後、約六時間後にトレーニングするか、午後にトレーニングをしています。
(最近はコロナ影響でになり・・・午前9時にはトレーニングができる生活になっています)
それは体が動かしやすいし、心臓に負担をかけないからです。長年、競輪選手をしてきて心臓が大きくスポーツ心臓ですので、全くトレーニングをしないというのは怖くて仕方ありません。軽めの運動でも毎日必ず動くようにして心臓を守っています。