BODYSTOICshizuokaのブログ

BODY STOIC静岡のトレーナーから皆様へ たくさんの経験からダイエット・トレーニングに関する情報をご提供致します。また競輪選手時代の裏話も🤩 たくさんの方にBODY STOIC静岡の良さ、パーソナルトレーニングの良さをお伝え致します。

力みとは

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BODY  STOIC静岡パーソナルトレーナーの片寄です。

筆者のジムもあと少しで1周年を迎えようとしてます。ここまで来るのに本当にたくさんの方に支えられてここまで来れました。そして、たくさんの会員様も通って頂き本当に感謝でいっぱいです。

元々、競輪選手時代からウエイトトレーニングはやり込んでいました。しかし、自転車に必要な自転車だけに特化したトレーニングを行なっていました。ただ早く走るために。そしてライバル達に差をつけられるように。自分で学んできたことやトレーナーをつけてたくさんの事も学んできました。自転車はとても奥が深く、ただ回せればいいと思ってしまいがちですが、実のところ『踏む力』・『引く力』のバランスが大事になってきます。

競輪選手の乗り方は独特の乗り方になります。前傾姿勢をとり、そしてハンドルに手を置いたら腰から下を使って自転車を漕ぎます。その時に上半身に力が入りすぎると、自転車が進まなくなるのです。ここで『力み』が出てくるのです。

 

【力みとは】

身体を動かすためには、筋肉が収縮しなければなりません。ですから、筋肉の収縮そのものを『力み』と言うと、どうも違和感があるかと思います。ここでは、力みという現象を、『自転車に不必要な筋肉の収縮』と定義することにしましょう。そうすると、力みとは、筋肉に起こる2つの現象に大別することができます。ひとつは『同時収縮』、もうひとつは『フォーム保持の収縮』です。

 

【同時収縮】

同時収縮については、曲げる筋である『屈筋』と、伸ばす筋である『伸筋』が同時に収縮する現象です。両方の筋が縮もうとする力を発揮しているため、骨は両方向から引っ張られ、動きません。言い換えますと、『筋肉は収縮して力を発揮しているのに、関節は動かない』のです。つまり、同時収縮の働きは、関節を動かすことではなく、関節を固めることです。ここでハンドルを握っている手を固めてしまうと肩甲骨の動きが制限されてしまうのです。

 

【フォーム保持の筋収縮】

力みの二つ目は、『フォームを保持するための筋収縮』です。私たちの関節は、筋肉が完全にリラックスした状態から少しでも離れた角度を保つためには、筋肉を収縮させる必要があります。例えば、指を動かす筋肉が完全に弛んでいれば、指全体がやや曲がった状態になりますので、全ての指を真っ直ぐに伸ばした状態に保つには、関節を伸ばすための筋肉を収縮させ続けないといけません。

身近な例では、コップやグラスを持つとき、小指を立てる人がいます。これは小指を伸ばす筋肉を収縮し続けて、指を立て続けているわけです。

したがって、筋肉の力みを決定する大きな要因になります。コップの例でわかるように、往々にしてこのフォーム保持の筋収縮は『無意識』に起こります。これはとても大切なことです。意識の向けられにくいことだからこそ、しっかり意識を向けられる練習や乗り込みをしましょう。『本当にその乗車フォームが、目標とする体を作りやすいのか』についてよく考える必要があります。

もう一つ大切なのは、自分にとって自然な乗車フォームについてです。曲げる筋と伸ばす筋がリラックスした状態が、自然なフォームですが、これは筋肉そのものの硬さや他の解剖学的な特徴によって決まります。筋肉の硬さは人によって違いますし、練習によってやわらかくなったり、疲労して硬くなったりもします。ですから、自然なフォームは一人ひとり違いますし、今日と1ヵ月後では多少変わっているかもしれません。

自転車を乗り始めたら、まずは乗り込みをしてしっかりとフォームを固めてトレーニングをしましょう。そして、力みを取りリラックスして乗れるといいでしょう。

ウエイトトレーニングでも同じです。必ず手は使います。しかし、あまりに力みすぎると他の場所まで固めてしまいます。力みを取り手は添えるだけのトレーニングも同時に行うといいでしょう。前腕のトレーニングにならないよう、しっかりと狙った筋肉にアプローチするようトレーニングしていきましょう。